② トヨタコースター マップランプのマイナス線(0v線)を探せ


コースターには、アルファードに付いている全ドア連動とエンジン停止で点灯するマップランプというのが存在しません。
いくら探しても見つかりません。
購入前にはあって当たり前と思っていたマップランプが無いので、室内照明は運転席のスイッチによるオンオフの手動点灯になります。

マイクロバスなので、ドアの開け閉めによってその都度に照明がつくと煩わしいからかな。
あって当然のマップランプから探すマイナス線(0v線)が、初めからないとは少々驚きです。

運転席やセンタードアのカーテシランプのドア開閉センサーによる、マイナスコントロールの照明はあります。

仕方がないので、ここらへんの配線を拝借してマップランプに使おうかなと諦めかけていましたが。


ありました。

運転席もセンタードアもバックドアもどれが開いても、キーシリンダーのライトは点灯します。
しかも、点灯消灯ともにじわーと動作するので探していたマップランプに使われるマイナスコントロールのマイナス線(0v線)が確かに存在している可能性が見つかったのです。
ディーラーに配線図を手配してもらうと、どこからかマイナス線が来ているようです。


キーシリンダーまで来ているマイナス線の源流まで遡ると、メインECUから来ているようです。ILE(イルミネーテッドエントリー)というマイナス線らしく、トヨタ車で使われている名称なのかな?
じわーと点灯と消灯の動作をする探していたマイナスコントロールのマイナス線です。


キーシリンダーの照明に使われるカプラーの4番目、赤色のケーブルがマイナス線です。
テスターでボディーアースで検電しても赤く光らないので、配線図の通りマイナス線であっていそうです。

細線専用の配線分岐で加工します。

キーシリンダーまでは、ネジ5本と爪を解除すればハンドル周りのカバーが取れてアクセスできます。


テスターをプラス電源につなげます。
常時電源とつなげたため、エンジンを切っても通電中なのでチョットでも車両の金属部分に触るとショートするので、ハラハラするマイナス線の検電をします。

すべてのドアが閉まっていたらテスターは赤く点灯しませんが、運転席やセンタードアを開けるとマイナスコントロールで通電を開始、テスターのLEDがじわーと赤く点灯します。
(一つ上のエーモンのテスターなら緑で点灯します)

無事に分岐完了です。

アルファードだと当たり前過ぎた全ドア連動とエンジン停止で点灯するのマップランプのマイナス線が、コースターだと室内灯で使われずに探すのに苦労しましたが唯一、キーシリンダーの照明で使われていたのでやっと、エーモンのフットライトLEDコントロールユニット2(ver.2 )を使った足元の間接照明の作業を進められそうです。

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